「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開

 「10月8日は、糖をはかる日」2019年度講演会が、「"質の高い"血糖コントロールによる合併症予防」をテーマに河盛 隆造 先生(順天堂大学 名誉教授、同 大学院 医学研究科 スポートロジーセンター・センター長、トロント大学医学部 教授) の司会により開催されました。
 講演会では、「糖尿病性腎症を重症化させないチーム医療」、「血糖コントロールと心血管障害」に関する最新の話題について、専門家2人による講演が行われた後、パネルディスカッションが開催されました。また、当日は「血糖値アップダウン写真コンテスト2019」の優秀作品も発表されました。

「糖をはかる日」講演会2019
"質の高い"血糖コントロールによる
合併症予防

血糖値アップダウン写真コンテスト2019

 開会の挨拶では、研究会代表幹事 森 豊 先生(東京慈恵会医科大学附属第三病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 教授)より、来年設立40周年を控える研究会の歴史と、4年目を迎える「糖をはかる日」啓発活動の輪が広がってきていることへの感謝が示されました。

 メインテーマである「"質の高い"血糖コントロールによる合併症予防」では、守屋 達美 先生(北里大学 健康管理センター 教授)が、透析導入の原疾患として最も多い糖尿病性腎症を重症化させないためのチーム医療の重要性を北里大学病院の実例をもとに紹介しました。一方このようなチーム医療の科学的検証が日本ではほとんど行われていないことから、外来糖尿病患者のうち透析導入に至った患者群を、「管理栄養士と医師のみがかかわった群」と「多職種がかかわった群」に分け、後方視的に検討した結果、多職種によるチーム医療に有意な差があったことを報告しました。

 綿田 裕孝 先生(順天堂大学 大学院医学研究科 代謝内分泌内科学 教授)は、肥満でなくともインスリン抵抗性が起きやすく、糖尿病になりやすい日本人特有の2型糖尿病の発症メカニズムをわかりやすく解説した後、日本人でのエビデンスであるJ-DOIT3試験をもとに血管合併症の予防には禁煙が最も重要であることを指摘しました。また、心血管イベントに血糖スパイクに代表される血糖変動が関与している報告が増えていることから、持続血糖測定器(CGM)により血糖変動性を評価し、心血管イベントの発生率との関係を明らかにするために開始した大規模試験について紹介しました。

 パネルディスカッションは、聴講後の会場アンケートでは、「興味深い」「面白い」と非常に好評なセッションとなりました。詳細はレポートに再現されています。

[共催] 糖尿病治療研究会 糖尿病ネットワーク 糖尿病リソースガイド
[後援] 公益社団法人 日本糖尿病協会、公益財団法人 日本糖尿病財団、一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会、一般社団法人 日本糖尿病教育・看護学会、認定NPO法人 日本IDDMネットワーク、糖尿病と女性のライフサポートネットワーク、国際糖尿病支援基金、公益社団法人 日本人間ドック学会、一般社団法人 日本臨床内科医会、一般社団法人 日本生活習慣病予防協会、一般社団法人 日本くすり教育研究所、一般社団法人 日本肥満症予防協会、一般社団法人 日本肥満学会、一般社団法人 スローカロリー研究会、日本成人病(生活習慣病)学会、特定非営利活動法人 日本人間ドック健診協会、九州ヘルスケア産業推進協議会、日本健康運動研究所、一般社団法人 日本産業保健師会、日本栄養支援配食事業協議会、NPO法人 セルフメディケーション推進協議会、日本保健師活動研究会、検体測定室連携協議会、一般社団法人 日本臨床検査医学会、一般社団法人 日本臨床検査機器・試薬・システム振興協会、一般社団法人 日本衛生検査所協会、一般社団法人 日本臨床検査薬協会、一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会、日本臨床検査専門医会
[協賛] アボット ジャパン株式会社、Eatreat株式会社、江崎グリコ株式会社、サニーヘルス株式会社、株式会社三和化学研究所、積水メディカル株式会社、大正製薬株式会社、テルモ株式会社、株式会社ニチレイフーズ、ニプロ株式会社、株式会社フォラケア・ジャパン、株式会社マザーレンカ、株式会社モンテール、リボン食品株式会社、MPラーニング( 五十音順)
[ohnoa]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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