動画でよくわかる「ISFグルコース値と血糖値のタイムラグ」

 持続的に血糖トレンドを把握できる機器(CGMやFGM)が日本でも定着しつつある。血糖自己測定(SMBG)と異なり、グルコースセンサーを上腕や腹部に数日~2週間程度、貼り付けておけば、その間の血糖トレンドを記録しておいてくれる機器だ。こうした機器を上手に活用するためには、「ISFグルコース値と血糖値」の違いをきちんと把握しておくことが非常に重要だが、その理解を助けてくれるアニメーション動画が公開されている。
最新機器の上手な活用には"その特徴を知る"ことが大切
 CGM(Continuous Glucose Monitoring)やFGM(Flash Glucose Monitoring)はグルコースセンサーを貼り付けておけばその間の血糖変動の傾向(トレンド)を記録する。夜間の血糖トレンドも手軽に把握できる便利な機器として普及しつつある。

 ところが、これらCGMやFGMが測定している「間質液中のグルコース値」(間質液:Interstitial Fluid。ISFグルコース値)とSMBGから得られる「血糖値」には、近くはあるもののまったく同じにはならない、異なる動き方をする、といった違いがあることをご存知だろうか。

血糖トレンドの情報ファイル「血糖トレンドを知るには」

「血糖値と間質液中グルコース値の違い」がよくわかるアニメーション動画
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 アボット ジャパンは、FreeStyleリブレオフィシャルサイト (医療従事者向け)で、動画「ISFグルコース値と血糖値のタイムラグ」を公開している(監修:河盛隆造先生/順天堂大学 名誉教授)。

 2分余りの簡潔なアニメーション動画で、血糖値と間質液中のグルコース値の違いをトロッコの動きに例えて紹介。急激な血糖変動があった時には、両者の数値の差が大きくなる場合があること等が視覚的に理解しやすい内容になっている。

 動画掲載ぺージには、この分野で先駆的な研究を行ってきた監修者、河盛隆造先生からのメッセージも収載。血糖値と間質液中のグルコース値の違いを正確に把握し、血糖トレンドを上手に活用する手助けをしてくれるだろう。


血糖トレンドの情報ファイルに血糖トレンドフォーラムが追加
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 血糖の動きを"点"ではなく"曲線"で確認できるようになることで、日常生活の中でいろいろな変動や推移に気づけるようになる。その中では、思いもしなかった血糖のトレンドに出会うこともあるだろう。

 糖尿病ネットワークは、インターネットで情報交換できる場を紹介する「血糖トレンドフォーラム」を公開した。紹介しているグループで自身の気づきや考えをシェアしたり、他の患者さんの気づきに触れることでより多くの発見が得られるだろう。インターネットの特性やマナーを理解した上で、上手く活用することをおすすめする。

[dm-rg.net]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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