2型糖尿病治療薬「スージャヌ配合錠」発売 DPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤 MSDとアステラス
2018.05.23
MSDとアステラス製薬は、両社で共同開発を行ったDPP-4阻害薬「シタグリプチンリン酸塩水和物」(製品名:ジャヌビア錠)とSGLT2阻害薬「イプラグリフロジンL-プロリン」(製品名:スーグラ錠)の配合剤である2型糖尿病治療剤「スージャヌ配合錠」を発売した。
配合剤により服薬アドヒアランスの向上を期待
「スージャヌ配合錠」は、MSDが製造販売する日本初のDPP-4阻害薬「ジャヌビア錠」とアステラス製薬が製造販売する日本初のSGLT2阻害薬「スーグラ錠」の有効成分を配合した、1日1回1錠の経口薬。 選択的にDPP-4を阻害し、活性型インクレチンを増加させることによる血糖依存的な血糖低下作用と、選択的にSGLT2を阻害し、腎臓でのブドウ糖再取り込みを抑制することによるインスリン非依存的な血糖低下作用を示す、異なる2つの作用機序を有する。配合剤により、服薬アドヒアランスの向上と長期にわたる安定した血糖コントロールの維持・改善が期待できるとしている。 製造販売元はMSD、発売元はアステラス製薬となり、医療機関への情報提供活動については、MSD、アステラス製薬、寿製薬(アステラス製薬と販売提携)が共同して行う。一般名 | シタグリプチンリン酸塩水和物 イプラグリフロジンL-プロリン |
効能・効果 | 2型糖尿病 ただし、シタグリプチンリン酸塩水和物及びイプラグリフロジンL-プロリンの併用による治療が適切と判断される場合に限る。 |
用法・用量 | 通常、成人には1日1回1錠(シタグリプチン/イプラグリフロジンとして50mg/50mg)を朝食前又は朝食後に経口投与する。 |
2018年3月23日 | |
薬価基準収載日 | 2018年5月22日 |
発売日 | 2018年5月22日 |
薬価 | スージャヌ配合錠1錠263.80円 |
[Terahata / 日本医療・健康情報研究所]