「ランタスXR」医療関係者向けサイト インスリン治療のアンメットニーズに応える

2015.12.17
 サノフィは、持効型溶解インスリンアナログ製剤「ランタスXR注ソロスター」(一般名:インスリングラルギン[遺伝子組換え]、注射剤、有効成分濃度:300U/mL)の発売に伴い、医療関係者向けウェブサイト「LantusXR.jp」を11月に開設した。

ランタスXRの作用特性や臨床効果を解説

LantusXR.jp
 医療関係者による医薬品情報の入手先が多様化し、インターネットの普及が果たす役割が上昇傾向にあるなか、同社は医療関係者に情報を届けるチャンネルのひとつとして、「LantusXR.jp」サイトを開設。

 同サイトでは、既存のインスリン治療におけるアンメットニーズを満たすべく進められたランタスXRの開発の背景や、その作用特性および臨床効果などの専門的な情報を、医療関係者向けに紹介している。

 さらに、糖尿病患者が安心して、また自信をもって治療を継続できるよう、患者1人ひとりにあわせて選べる、ランタスXRサポートプログラム「らしく」の提供も開始した。

進化したランタスXR

 ランタスXRはランタスの有効成分であるインスリン グラルギン(遺伝子組換え)の 濃度を3倍にした製剤。ランタスに比べてより平坦で長い作用プロファイルを示す新しい持効型溶解インスリンアナログ製剤だ。

ランタスXRの特徴

1. 世界141ヶ国において承認されているランタスの有効成分であるインスリン グラルギン(遺伝子組換え)の濃度を3倍にした製剤(2015年7月現在)

2. より緩徐な溶解プロセスにより、平坦で24時間を越える血糖プロファイルを示す

3. HbA1cならびに空腹時血糖値を改善

4. 毎日一定のタイミングであればいつでも投与することが可能(1日1回投与)

 日本人の1型および2型糖尿病患者を対象としたTreat to Target(目標達成に向けた治療)である「EDITION JP 1試験」および「JP2試験」で、ランタスXRは、ランタスと比較して、6ヵ月の試験期間において同程度の血糖コントロールを達成し、患者1人当たりの低血糖年間発現件数が一貫して低いことが示された。また、ランタスXRでは、体重への影響が少ないという結果を得られた。

 また、ランタスXRの注入器については、さまざまな用量設定において高い注入精度が示された。また注入の際の押し込みに要する力を低減が期待されるなど、さらに使いやすいデバイスに進化したという。

 ランタスXRのブランド名は、「ランタス」と比較し、より平坦で持続的な薬物動態および薬力学プロファイルを示すことより、持続的な溶解を意味するeXtended ReleaseのXRを末尾に付加したもの。

LantusXR.jp(医療関係者向けサイト)

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