「糖尿病標準診療マニュアル」第15版(一般診療所・クリニック向け)を公開 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

2019.04.04
 一般社団法人 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦・国際医療福祉大学市川病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 病院教授)は、「糖尿病標準診療マニュアル」第15版(一般診療所・クリニック向け)を公開した。
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

経口血糖降下薬の使用上の注意点を明確化

 「糖尿病標準診療マニュアル」(一般診療所・クリニック向け)は、2010年3月11日に初版が公開され、それ以降改訂が進められ今回が第15版となる。

 同マニュアルは、「糖尿病治療のエッセンス」(日本糖尿病対策推進会議)、「糖尿病治療ガイド」(日本糖尿病学会)、「糖尿病診療ガイドライン」(日本糖尿病学会)との併用を推奨するもので、それらへの橋渡しとなることを目的とするものだ。

 また、同マニュアルは個々の臨床状況での理論・経験にもとづく医師の判断を拘束したり特定の方向付けを強制したりするものでなく、参考となる診療補助情報として活用されるべきものとしている。なお、第15版の使用は2020年3月31日までとなっている。

 今回の改訂で主に変更された点は、経口血糖降下薬の使用上の注意点が明確化されたことだ。優先順位は変わらないが、腎機能・投与量の制限などが付記された。また、高齢者の血圧目標値も改訂されている。

作 成:一般社団法人 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 糖尿病標準診療アニュアル作成委員会
公開日:2019年4月1日(第15版)

[開催案内]
第4回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会
日 時
2019年12月7日(土)
2019年12月8日(日)には公開講座を予定しております。
会 長
曽根博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科 教授)
会 場
新潟大学医学部 有壬記念館

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料