SGLT2阻害薬「スーグラ錠」 日本で1型糖尿病に適応拡大

2018.12.25
 アステラス製薬と寿製薬はSGLT2阻害薬「スーグラ錠」(一般名:イプラグリフロジンL-プロリン)について、アステラス製薬が日本で「1型糖尿病」の効能・効果および用法・用量追加の承認を取得したと発表した。
 スーグラ錠は、スーグラ錠は、アステラス製薬と寿製薬の共同研究で見出されたSGLT2阻害薬。SGLT2を選択的に阻害することでブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる。アステラス製薬が日本で2014年に「2型糖尿病」を効能・効果として承認を取得し、同年4月に発売した。

 「スーグラ錠」の効能・効果および用法・用量追加により、インスリン治療を行ったにもかかわらず血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者に新たな治療選択肢がもたらされることになる。

製品概要(下線部追加)
製品名スーグラ錠25mg、スーグラ錠50mg
一般名イプラグリフロジンL-プロリン
効能・効果2型糖尿病
通常、成人にはイプラグリフロジンとして50mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。
1型糖尿病
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはイプラグリフロジンとして50mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100 mg1日1回まで増量することができる。
承認取得日2018年12月21日

スーグラ錠(アステラス製薬)

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料