次世代型「マイクロニードル」を開発 光渦レーザー加工技術を用いた微細針 NEDO事業に採択

2018.11.06
 マイクロニードルなどの医療機器を手掛けるシンクランドは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の平成30年度「研究開発型ベンチャー支援事業/企業間連携スタートアップに対する事業化支援」にて、テーマ名「ホローマイクロニードルによる次世代型医療用DDSの実用化開発」に採択されたと発表した。助成金は最大7,000万円。

光渦レーザー加工技術を用いた次世代型DDS

 「ホローマイクロニードル」は、生体適合材料を用いた直径100um以下の微細針であり、無痛かつ中空部分から薬剤の適量注入が可能であり、痛みのない次世代型の医療用DDSとしての応用開発が進められている。

 同社が、光学設計・実装技術と高速電気信号処理技術をコア技術として、2016年より千葉大学および北海道大学により開発された光渦レーザー加工技術におけるマイクロニードル作製に関する基本特許の独占的実施権許諾にもとづく技術移転を受け、世界ではじめて開発した。

 同社は、シミックCMO、日本コルマー、ミサワ医科工業と共同研究契約を締結し、同助成事業により、ホローマイクロニードルにて投与する薬剤の選定および性能評価(前臨床試験・安定性試験等)、ホローマイクロニードル形成用シートおよびシートを用いた新規インジェクタ・キャップ構造開発などを行う。

 投薬時の痛みを回避し、投薬中の中断や投薬量の簡便な調節を可能とする次世代型DDSの実現を目指す。
シンクランド

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