オンライン糖尿病予防プログラムで継続率が上昇 [HealthDay News]

ただし減量効果は対面での指導と差なし

 オンラインによる糖尿病予防プログラム(Diabetes Prevention Programs;DPP)は、対面式のDPPに比べて、参加者の実施継続率が有意に向上するものの、体重減少幅には差がみられないとする報告が、「American Journal of Preventive Medicine」9月24オンライン版に掲載された。

 米VA Greater Los Angeles Health Care SystemのTannaz Moin氏らは、肥満または過体重で前糖尿病状態にある米国退役軍人を対象に行われたオンライン式DPP参加者の実施継続率や減量効果を、対面式DPPおよび「MOVE!」と呼ばれる従来型の標準的な減量プログラムの参加者のデータと比較検討した。

 オンライン式DPPにはWeb上のプラットホームを介して指導者からの助言や仮想グループ内での情報交換などがなされ、対面式DPPでは8~22人のグループによる対面セッションが含まれていた。糖尿病発症の重要な予測因子である体重の変化を主要アウトカムとし、プログラム参加から6カ月後および12カ月後の体重を比較した。それぞれの参加人数は、オンライン式DPPが268人、対面式DPPは273人、MOVE!は114人。オンラインDPP参加者の背景は、年齢60歳、BMI 32.6、HbA1c値6.0%(いずれも平均値)、女性が31%を占めた。

 その結果、DPP参加者のうち56%が8回以上のプログラムセッションを終了した。1回以上のセッション(または対面指導)を終了した者が8回以上のセッション終了に至る確率は、オンラインDPPでは86.7%、対面式DPPは58.6%、MOVE!は54.7%で、オンラインDPPの実施継続率は他の2つの介入法に比べ有意に高かった。体重の変化については、オンラインDPPにより6カ月後に-4.7kg、12カ月後に-4.0kg、変化率では6カ月後には-4.4%、12カ月後には-3.7%と、いずれも有意に減少した。この体重減少幅はMOVE!に比較し有意に大きかったが、対面式DPPとの差は有意ではなかった。

 以上の結果から、著者らは「集中的かつ多面的なオンラインDPPによる介入は、対面式と比べて参加者の実施継続率が高く、同程度の体重減少効果を示した。リスクを有する対象へのアプローチ法として、オンラインによるDPPはその機会の拡大に役立つだろう」と述べている。

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[Terahata]

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  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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