2型糖尿病のHbA1c目標値は個別化を推奨 改訂ACPガイダンス

2型糖尿病のHbA1c目標値は個別化を推奨 改訂ACPガイダンス

 米国内科学会(ACP)が2018年3月に改訂し、「Annals of Internal Medicine」誌上で発表した「妊婦を除く成人2型糖尿病患者の薬物治療におけるHbA1c目標値に関するガイダンス」の詳細が、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」6月19日号に掲載された。

 ガイダンスの詳細では、3月に公表された改訂内容からの変更はみられなかった。主な改訂点は次の通り。

  • 2型糖尿病患者のHbA1c目標値は、薬物治療の有益性と有害性、患者の希望や全般的な健康状態、期待余命のほか、治療による負担や医療費について検討した上で個別化する。
  • ほとんどの2型糖尿病患者ではHbA1c目標値は7~8%とする。
  • HbA1c値6.5%未満を達成している患者では薬物治療の強度を下げることを検討すべきである。
  • 高齢者、介護施設の入所者、末期の慢性疾患の患者などで、期待余命が10年未満と考えられる場合は、治療は高血糖による症状を最小限に抑えるために行い、HbA1c目標値は設定しない。

 ガイダンスをまとめた米シカゴ大学のElizabeth L. Tung氏らは、「数多くの長期にわたる質の高いランダム化比較試験により、2型糖尿病の血糖管理については多くのことが分かってきたが、依然として不明な点も多い。また、血糖管理目標を個別化することの重要性は広く認識されているものの、その個別化した目標をどのように設定すべきかについてのエビデンスはほとんど得られていない」と述べている。

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[dm-rg.net]

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編集部注:
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