持参薬の確認で糖尿病患者の救急外来受診が減少 約3万人の米国人患者を対象に分析 [HealthDay News]

持参薬の確認で糖尿病患者の救急外来受診が減少 約3万人の米国人患者を対象に分析

 プライマリケア医の糖尿病患者に対して、外来で6カ月間、糖尿病治療薬の持参薬を確認すると、その後6カ月以内の救急外来受診と入院の頻度が低下する可能性のあることが「Diabetes Care」6月11日オンライン版に掲載の論文で報告された。

 米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のAlexander Turchin氏らは、2000~2014年に、1種類以上の糖尿病治療薬を服用している成人の糖尿病患者3万1,689人を対象に後ろ向きコホート研究を実施。糖尿病治療薬の持参薬確認を6カ月間行い、続く6カ月以内の救急外来受診と入院の複合イベント発生率との関連を調べた。

 その結果、対象患者における26万1,765件の持参薬の確認を評価できた期間のうち、持参薬を全て確認した割合は67.3%であり、10.6%は一部の確認にとどまり、残る22.1%は全く確認していなかった。また、続く6カ月以内の救急外来受診と入院の複合イベント発生率は、持参薬を全て確認した場合は0.354回、一部の場合は0.377回、全く確認しない場合は0.384回であった(P<0.0001)。

 多変量解析の結果、6カ月以内の救急外来受診と入院の複合イベント発生率は、全く確認しない場合と比べて持参薬の確認が一部または全ての場合では低かった。また、医療スタッフに成績を個別にフィードバックすると、持参薬の全ての確認を行う確率が有意に上昇した(オッズ比2.634、p<0.0001)。

 以上の結果を踏まえて、Turchin氏らは「糖尿病患者では、外来で持参薬の確認を受ける割合が高いほど、救急外来受診と入院の頻度は低下することが分かった。また、医療スタッフに成績をフィードバックすると持参薬確認の実施率は向上すると考えられる」と述べている。

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[dm-rg.net]

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