HbA1c小型分析装置「A1c iGear Quick S」発売 5分で測定、重量3kgで小型 三和化学研究所

2018.05.23
 三和化学研究所は、HbA1cを測定する分析装置「A1c iGear Quick S」を発売した。小型・軽量化を実現し、その場で迅速にHbA1cを測定することができる。検体必要量が全血1μLなので、指先から採取した少量の血液で測定できる。

5分で測定完了、設置面積はA5サイズより小さく軽量

 「A1c iGear Quick S」は、「Simple、Small、Speedy」(3つのS)を製品コンセプトに開発された。
▼1μL(米粒の半分程度)の微量全血で迅速測定(約5分で測定完了)が可能、侵襲性の少ない指先からの採血で測定できる、
▼設置面積がA5サイズより小さく、軽量化を実現した、
▼簡単3ステップの操作で測定が可能、
▼ボタンによる簡便操作でパソコンへデータ送信も可能で、データ管理も容易、
――といった特徴がある。

 光源LEDの光を反応液に透過させ、抗原抗体反応による吸光度変化と専用試薬特有のパラメーターより、検体中のHbA1cを求める。専用試薬「メディダスHbA1c S」と組み合わせて使う。希望小売価格は45万円。

「グリコヘモグロビン分析装置 A1c iGear Quick S」の主な仕様
名称グリコヘモグロビン分析装置 A1c iGear Quick S
測定項目ヘモグロビンA1c
測定時間約5分
検体必要量全血1μL
サイズ横130mm×縦200mm×高さ225mm
重量3kg
製造販売元株式会社サカエ
販売元株式会社三和化学研究所
希望小売価格A1c iGear Quick S(1台)450,000円(税抜き)

専用試薬(体外診断用医薬品)に既販売品の「メディダスHbA1c S」を使用。
希望小売価格:10テスト用、4,800円(税抜き)

三和化学研究所

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料