テルモ、米国デクスコム社と提携 CGM(持続血糖測定器)の独占販売権を取得

2018.05.08
 テルモは、米国デクスコム社(DexCom)と契約を締結し、同社の持続血糖測定器(CGM)の日本での独占販売権を取得したと発表した。2018年度に販売を開始し、数年間にわたり段階的に新製品を発売する予定。また、CGMとインスリンポンプ連動システムの開発でも提携を検討している。

CGMとインスリンポンプ連動システムも検討

 デクスコム社のCGMは、世界的に幅広く使用されており、特徴として、低血糖時と高血糖時にアラームで知らせる安全機構を備えているという。

 テルモは2018年度に、日本初となるチューブフリーのパッチ式インスリンポンプの発売も予定している。

 今回のデクスコム社との提携により、製品ラインアップを拡充し、今後も糖尿病患者のQOL向上に貢献する製品・サービスを提供するとしている。

 CGMは、持続血糖測定(Continuous Glucose Monitoring)または持続血糖測定器(Continuous Glucose Monitors)のことで、糖尿病患者さんの間質液(細胞周囲の液体)中のグルコース濃度を測定し、変化の傾向とパターンを示すシステム。

 血糖値を持続(連続)的に測定するCGMを使用することで、血糖値の変動傾向と水準が把握しやすくなり、低血糖リスクの低減が期待されるほか、治療方針の判断を補助することができる。

テルモ

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料