作業療法プログラムで糖尿病患者の血糖値が改善 社会経済的地位が低い若年成人患者で検討 [HealthDay News]

作業療法プログラムで糖尿病患者の血糖値が改善 社会経済的地位が低い若年成人患者で検討

 マニュアル化された作業療法プログラムを用いた介入により、社会経済的地位が低い若年成人の糖尿病患者のHbA1c値や糖尿病に特異的な健康関連のQOLが改善するとの研究結果が「Diabetes Care」1月19日オンライン版に掲載された。

 米南カリフォルニア大学のElizabeth A. Pyatak氏らは、社会経済的地位が低く、若年成人の1型または2型糖尿病の患者計81人(平均年齢22.6±3.5歳、平均HbA1c値は10.8%)を対象に、REAL Diabetes(Resilient, Empowered, Active Living with Diabetes)と名付けられた作業療法を行う群と対照群にランダムに割り付けて6カ月間観察した。作業療法群の患者にはマニュアルに沿った教育セッションを隔週で受けもらい、対照群の患者には標準的な教材を渡し、隔週で電話でコンタクトをとった。

 その結果、作業療法群では対照群と比べてHbA1c値(-0.57%対+0.36%、P=0.01)、糖尿病に関連したQOL(+0.7対+0.15、P=0.04)、および血糖測定の習慣の定着度(+3.9対+1.7、P=0.05)がいずれも有意に改善した。作業療法による効果は性や民族、糖尿病のタイプ(1型あるいは2型)、登録地域、社会経済的地位による影響を受けなかった。また、介入に関連した重篤な有害事象の報告はみられなかった。

 以上の結果を踏まえて、Pyatak氏らは「作業療法によって、一般に支援が行き届きにくい患者集団の血糖コントロールと糖尿病に関連したQOLが改善したことから、構造化した作業療法プログラムによる介入が糖尿病患者の臨床転帰と心理社会的な転帰の改善に有益な可能性が示された」と述べている。

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[dm-rg.net]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
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