1型糖尿病患者でうつ病と重症の糖代謝異常が強く関連 [HealthDay News]

1型糖尿病患者でうつ病と重症の糖代謝異常が強く関連

 1型糖尿病患者では、うつ病と重症の低血糖および高血糖の間に双方向的な強い関連性がみられることが「Diabetes Care」2017年12月18日オンライン版に掲載の論文で示された。

 米国の大手保険会社カイザー・パーマネンテ社(Kaiser Permanente)のPaola Gilsanz氏らは、1996~2015年の救急外来の受診患者や入院患者の医療記録を用いて、1型糖尿病患者3,742人を対象にうつ病と重症の糖代謝異常(低血糖および高血糖)の関連性を双方向的に調べた。

 その結果、研究期間中に対象者の41%(1,534人)にうつ病が認められ、高血糖は11%(376人)、低血糖は20%(641人)に認められた。全ての因子を調整したCox比例ハザードモデルを用いた解析の結果、うつ病は重症の高血糖および低血糖の発症リスク上昇と強く関連していた(ハザード比はそれぞれ2.47および1.89)。これらの関連性はうつ病診断後6カ月間(ハザード比は高血糖が7.14、低血糖が5.58)から1年間(ハザード比はそれぞれ5.16、4.05)が最も強かった。また、重症の糖代謝異常をリスクの曝露因子とした調整モデル解析では、高血糖および低血糖の発症はいずれもうつ病のリスク上昇と関連していた(ハザード比はそれぞれ2.43および1.74)。

 以上の結果を踏まえて、Gilsanz氏らは「1型糖尿病患者では、うつ病があると重症の低血糖および高血糖のリスクが上昇し、重症の低血糖や高血糖の発生後にはうつ病リスクが高まるなど、これらの間には双方向的な強い関連がみられることが分かった」と結論づけている。

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[dm-rg.net]

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