重症低血糖に対するdasiglucagonは忍容性良好 [HealthDay News]

重症低血糖に対するdasiglucagonは忍容性良好

 新しい可溶性のグルカゴンアナログであるdasiglucagonは重症低血糖に対する忍容性が良好であり、早期にGlucaGen®(注射用グルカゴン)と同程度の薬力学反応を示すことが「Diabetes Care」2017年12月22日オンライン版に掲載の論文で報告された。

 ドイツのノイスとマインツに拠点を置く糖尿病の研究機関であるProfilに所属するUlrike Hövelmann氏らは、さまざまな用量のdasiglucagonの薬物動態および薬力学的な特性と安全性、忍容性を同国で承認済みのGlucaGen®(小児の最大用量)と比較検討した。1型糖尿病患者58人を、インスリン静脈内注入により低血糖状態を誘発した状態下で0.1mg、0.3mg、0.6mgまたは1mgのdasiglucagon単回皮下投与を行う群と0.5mgまたは1mgのGlucaGen®投与を行う群にランダムに割り付けた。

 その結果、dasiglucagonの血漿中濃度の上昇は用量依存的かつ速やかであり、約35分時点で最高値に達し、半減期は約0.5時間であることが分かった。GlucaGen®と同様に、dasiglucagonは血糖値を速やかに20mg/dL以上から70 mg/dL以上上昇させたが、dasiglucagonの方が上昇幅は大きく、持続時間が長かった。また、両群とも患者は全てこれら評価項目を投与後30分以内に達成した。いずれの治療も忍容性は良好であり、最も頻度が高かった有害事象は悪心で、発現率には両群間で差はみられなかった。

 以上の結果から、Hövelmann氏らは「dasiglucagonのペン型注入器が実現すれば、重症低血糖に対する効果的かつ安全性の高い治療選択肢となる可能性がある」と述べている。著者のうち数名は、dasiglucagonを製造し、本研究に式を提供したZealand Pharma社を含む複数の製薬企業との利益相反(COI)に関する情報を開示している。

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[dm-rg.net]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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