2型糖尿病と骨粗鬆症を合併した患者の最適なケアとは? [HealthDay News]

 2型糖尿病と骨粗鬆症を合併した患者を最適に管理するには、科学的なエビデンスを考慮すべきであることが「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」6月21日オンライン版に掲載の論文で報告された。

 国立アテネ大学(ギリシャ)のStavroula A. Paschou氏らは、糖尿病治療薬による骨代謝への影響と骨粗鬆症治療薬による2型糖尿病の発症や管理への影響を検証するためシステマティックレビューを行った。

 その結果、いずれの疾患も予防と治療には食事管理と運動が極めて重要であることが分かった。また、骨粗鬆症の合併を考慮した場合の2型糖尿病の治療選択肢にはメトホルミン、スルホニル尿素(SU)薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬が好ましく、低血糖や転倒、骨折を避けるために厳格な血糖目標は必要とされないことが示された。

 また、こうした患者においては、インスリンは低血糖を起こさないよう慎重に投与する必要があり、チアゾリジン系薬とSGLT-2阻害薬であるカナグリフロジンの投与は推奨されないことも示された。さらに、骨折で入院した2型糖尿病患者の血糖コントロールにはインスリン治療が好ましいことも示された。一方で、2型糖尿病の存在は骨粗鬆症の治療や管理には大きな影響を及ぼしていなかった。

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[dm-rg.net]

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