健診におけるHbA1c酵素法、グリコアルブミン測定の有用性

2017年3月14日 

原題:
健診におけるHbA1c酵素法、グリコアルブミン測定の有用性
~異常ヘモグロビン例への対応を含めて~

日本総合健診医学会 第45回大会(ランチョンセミナーより)

 異常ヘモグロビン症のHbA1cはその測定法により、偽低値または偽高値を示すことがある。日本人でも新たな異常ヘモグロビン症の報告が続いており、なにより在留外国人の急増という社会環境の変化から、国内においてももはや無視できない(図1)。さらにHbA1cには直近の血糖や血糖変動(食後高血糖)を把握し得ないという弱点があり、時に臨床のピットフォールとなる。

 したがって、HbA1cの盲目的な判断は慎まなければならない。本講演では、各種血糖管理指標と異常ヘモグロビン症に詳しい古賀正史先生に、検査結果を正しく理解するため医師・検査技師が知っておくべき要点を解説いただいた。

福武 勝幸 先生(東京医科大学 医学部医学科 臨床検査医学分野 主任教授)

座長:福武 勝幸 先生(東京医科大学 医学部医学科 臨床検査医学分野 主任教授)

古賀 正史 先生(医療法人伯鳳会 はくほう会セントラル病院 院長)

演者:古賀 正史 先生(医療法人伯鳳会 はくほう会セントラル病院 院長)

図1 在留外国人数の推移

 HbA1cは血糖管理指標のゴールドスタンダードと位置づけられ、HbA1cで血糖コントロールを判断すればそれでよいと思われがちだが、そうとは言えない。測定法によってはHbA1cが血糖状態を正しく反映しないことがある。それに加えHbA1cには直近の血糖や血糖変動(食後高血糖)を把握できないというウィークポイントが存在する。

 まず、前者について述べてみたい。

次は...
異常ヘモグロビン症はHbA1c以外の異常を呈さないため見過ごされやすい

[ dm-rg.net ]

日本医療・健康情報研究所

編集部注:海外での研究を扱ったニュース記事につきましては、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。

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※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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