コントロール不良の2型糖尿病患者でエキセナチド+ピオグリタゾン併用が有効

2017年2月 3日 

 メトホルミンとスルホニル尿素(SU)薬の併用療法でも長期にわたって血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者では、GLP-1受容体作動薬のエキセナチドとチアゾリジン系薬のピオグリタゾンによる併用療法が有効かつ安全であることが、「Diabetes Care」オンライン版に1月17日掲載の論文で報告された。

 ハマド総合病院(カタール、ドーハ)のMuhammad Abdul-Ghani氏らは、SU薬+メトホルミンの併用療法で血糖コントロールが不良(HbA1c値7.5%超)な2型糖尿病患者231人を対象に、ピオグリタゾン+エキセナチド週1回の併用療法群または基礎・追加インスリン療法(Basal-Bolus療法)群にランダムに割り付けて比較検討した。HbA1cの目標値は7.0%未満とした。

 平均12カ月間の追跡の結果、2剤併用療法群では、平均HbA1c値はベースライン時の10.0±0.6%から6.1±0.1%に低下したのに対し、インスリン療法群では7.1±0.1%への低下であったことがわかった。併用療法によるHbA1c値の低下効果は、性や人種、BMI、ベースライン時のHbA1c値とは独立したものであった。また、2剤併用療法群に比べて、インスリン療法群では体重が有意に増加し、低血糖の発現率は約3倍と高かった。

 「メトホルミン+SU薬の併用療法でも、長期にわたってコントロール不良な2型糖尿病患者では、エキセナチドとピオグリタゾンによる併用療法はきわめて有効かつ安全な治療選択肢である」と、同氏らは述べている。なお、著者の1人は、エキセナチドを提供した英アストラゼネカ社を含む複数の製薬企業との利益供与を開示している。

記事原文 [HealthDay News 2017年1月23日]

参考資料
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(dm-rg.net)

日本医療・健康情報研究所

編集部注:海外での研究を扱ったニュース記事につきましては、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。

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