メトホルミンへのSU薬追加投与で有意な体重変化なし [HealthDay News]

 メトホルミン単剤で治療を開始した2型糖尿病患者に対してスルホニル尿素(SU)薬を追加投与すると、体重を変化させることなく、血糖コントロールを維持できることが、「Diabetes, Obesity and Metabolism」オンライン版に6月6日掲載の論文で示された。

 糖尿病センター(オランダ、ズヴォレ)のDennis Schrijnders氏らは、1998~2012年にコホート研究に登録された18歳以上の2型糖尿病患者2,958人を対象に、前向きの観察研究を行った。対象患者は、プライマリケア医からメトホルミン単剤投与を1年以上受けたのち、SU薬の追加投与を1年以上受けていた。5年間の追跡期間中に、SU薬の追加投与を開始後の年間の体重変化を評価し、比較検討した。

 その結果、メトホルミンへのSU薬追加投与後も有意な体重変化は認められなかった(P=0.24)。追加投与した各種類のSU薬の間でも体重変化に有意な差はみられなかった(P=0.26)。HbA1cの平均値は、SU薬の併用投与を開始する前年(メトホルミン単剤投与時)の7.2%に対し、併用を開始した翌年には7.0%未満に低下していた。

 以上の結果から、同氏らは「プライマリケアにおける2型糖尿病治療で、メトホルミンへのSU薬追加投与は、体重の有意な変化をもたらすことなく、良好な血糖コントロールを維持できることがわかった」と結論づけている。(HealthDay News 2016年6月8日)

記事原文 [2016年6月8日/HealthDayNews]

参考資料
Abstract
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[dm-rg.net]

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編集部注:
  • 海外での研究を扱ったニュース記事には、国内での承認内容とは異なる薬剤の成績が含まれています。
  • 2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わすようになりました。過去の記事は、この変更に未対応の部分があります。ご留意ください。
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