血糖自己測定器「ワンタッチベリオIQ」 パターンメッセージ機能を搭載

2015.12.11
 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニーは、血糖自己測定器「ワンタッチベリオIQ」を12月11日に発売した。
 「ワンタッチベリオIQ」は、外出時などさまざまなシーンで手軽に血糖値の測定ができることをコンセプトに開発された。従来の血糖測定器には見られなかったスタイリッシュなデザインを採用し、持ち運びに便利なコンパクトサイズに一新した。

 一般的に機器がコンパクトになると表示画面も小さく見づらくなるが、「ワンタッチベリオIQ」では大きめの画面を採用し、日本語で文字を大きくはっきり表記し、誤認を防止する作りになっている。

 過去の測定結果から患者の血糖値の傾向を自動で検出し、低血糖や高血糖になりやすい時間帯を知らせる「パターンメッセージ機能」を新たに搭載。患者が自身の生活行動を変えるきっかけとなり、より良い血糖コントロールをサポートするという。

ワンタッチベリオIQの主な特徴

・ 独自の測定技術「スマートスキャンテクノロジー」
 0.4μL以上の少量の血液で測定が可能で、患者の穿刺時の痛みが少ない。同社独自の測定技術「スマートスキャンテクノロジー」により、5秒間に電子量を500回検出し、ヘマトクリットの影響や干渉物質の影響を補正し測定結果を表示する。測定精度は、国際認証機関により、新しいISO15197:2013に完全適合していることが認められている。

・ 薄く・コンパクトな形状
 厚さが11.9mmと薄くコンパクト。センサーの挿入口にLEDライトを設置してあり、患者の指先を明るく照らし、夜間など薄暗い環境での測定にも配慮してある。また1回の充電で、約3~4ヵ月間測定できる。

・ 日本語表示、見やすい画面と文字表示
 メッセージやエラーなどを日本語で表示することで誤認を防止し、高齢患者も使いやすくした。大きめのカラー画面と白地に黒のはっきりとした文字表示で、測定結果を見やすく表示する。逆さにしても読み間違えにくい数字表示で誤認を防止する作りになっている。

・ パターンメッセージ機能を追加
 測定結果で得られたパターンを自動検出し、血糖値の「低め/高め」パターンを自動的に知らせる機能を搭載。「低血糖はできるだけ避けたい」「低血糖になりやすい時間帯を把握したい」といった要望に応えて加えた新しい機能で、患者が測定結果をもとに行動をふりかえることを促す。

販売名ワンタッチベリオIQ
(自己検査用グルコース測定器)
ワンタッチベリオセンサー
(自己検査用グルコースキット)
承認番号22700BZX0031800022400AMX01423000
希望販売価格8,500円(税別)25枚3,500円(税別)
30枚4,200円(税別)
製造販売元ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
発売日2015年12月11日

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