インスリンポンプ・CGM・SAP取り扱い医療機関リストを公開

2015.08.21
 糖尿病ネットワークは、『インスリンポンプ情報ファイル』の「インスリンポンプ取り扱い医療機関リスト」をリニューアルしました。糖尿病患者数、インスリン療法患者数、CSII患者数、CSII取り扱い年数、導入できる対象者、導入方法、小児慢性特定疾患治療研究事業(医療費助成)、導入に関わるスタッフ、CGM扱い、SAP扱いなどを各施設にご登録いただき、蓄積を増やしていきます。
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CSIIの情報需要の高まり

インスリンポンプ・CGM・SAP取り扱い医療機関リストを公開

 持続皮下インスリン注入法(CSII)は、インスリンポンプを用いてインスリンを持続的に皮下に注入する治療法。1型糖尿病患者さんをはじめ、インスリン療法による安定した血糖コントロールが必要な2型糖尿病患者さんや妊娠糖尿病患者さんなど、用途は様々です。

 世界に2億人以上いる糖尿病患者さんのうち、およそ100万人がインスリンポンプを使用していると言われます。アメリカでは1型糖尿病患者の約4割がポンプユーザーです。100万人といえば日本のインスリン療法患者さんの数に匹敵しますが、ポンプユーザーは1万人にも達していないとか。しかし、診療報酬改定で施設に導入しやすくなったことや、CGMやSAPなど新型機器の登場によって、この治療法に対する関心が高まっています。

CSIIができる医療機関のみを集積

 「インスリンポンプ情報ファイル」では、CSII療法に関する情報源を紹介していますが、中でも「インスリンポンプ取り扱い医療機関リスト」は、医療機関様から投稿いただいた情報を集積していく形で現在229の施設・診療科が登録されています。

 CSIIは専門的な知識や導入体制の整備が必要で、取り扱いう医療機関は限られています。また、CGMやSAPはCSIIの使用経験や導入体制などが施設基準になっているので、これらを使用した治療を行いたいときは、CSIIを扱う医療機関を探す必要があるのです。

 当医療機関リストは、導入を検討している患者さんをはじめ、紹介先探しに苦労されているドクターなど、毎月5千回以上アクセスされています。

 これまでは医療機関情報のみの紹介でしたが、もっと情報が欲しい!との読者の要望に応え、患者数、導入対象者、経験数、CGMやSAPなどの導入有無などについても記載できるよう、新たなフォーマットで公開する運びとなりました。下記のようなときに、ご参考にしていただければ幸いです。

ご利用ください!

  • この治療法をご検討されている患者さん、ご家族
  • CSII導入が必要な患者さんの紹介先をお探しのドクター
  • 患者さんの転居先の紹介医療機関をお探しのドクター

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