糖尿病と月経不順の関係 糖尿病と女性のライフサポート研究会

2015.04.10
 糖尿病とともに生きる女性のより良い生活を支援する研究を行う「糖尿病と女性のライフサポート研究会」(代表:田中佳代・久留米大学医学部看護学科母性看護学准教授)は、「糖尿病と女性のからだ~(3)えっ?月経不順と糖尿病って関係あるの?」を公開しました。

糖尿病の女性は月経不順になりやすい?

 月経異常を伴うことの多い摂食障害(拒食や極端な食事制限や嘔吐・下剤の乱用などを起こすことがあります)は、1型糖尿病女性では多くみられます。

 また、周期的にあった月経が3ヵ月以上とまってしまう原因のひとつに、「多嚢胞性卵巣症候群」(PCOS)がありますが、「インスリン抵抗性」(インスリンが効きにくくなっている状態)がPCOSに深く関わっていることが知られています。

 糖尿病女性の20%が月経不順を経験しており、月経が不規則であった1型糖尿病の女性はHbA1c値が高いという報告もあります。

 糖尿病だから月経不順になるというわけではありませんが、関連がある場合もあります。糖尿病とともに生きる女性は、自分の月経周期を把握しておく必要があります。

月経周期と直近のHbA1C値の関連
 詳しくは下記ページをご覧ください。

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~
妊婦の糖代謝異常(妊娠糖尿病を含む)の診断と治療 糖尿病を有する女性の計画妊娠と妊娠・分娩・授乳期の注意点 下垂体機能低下症、橋本病、バセドウ病を有する女性の妊娠・不妊治療
インスリン・GLP-1受容体作動薬配合注 GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド) CGMデータを活用したインスリン治療の最適化 1型糖尿病のインスリン治療 2型糖尿病のインスリン治療 最新インスリン注入デバイス(インスリンポンプなど)
肥満症治療薬としてのGLP-1受容体作動薬 肥満症患者の心理とスティグマ 肥満2型糖尿病を含めた代謝性疾患 肥満症治療の今後の展開
2型糖尿病の第1選択薬 肥満のある2型糖尿病の経口薬 高齢2型糖尿病の経口薬 心血管疾患のある2型糖尿病の経口薬

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料