SU薬の服薬指導~低血糖を過度に怖がらせない指導が重要

2013.10.15

 好評連載中の「糖尿病治療薬の服薬指導の特徴と服薬指導のポイント」では、前回に引き続き、スルホニル尿素(SU)薬についての注意点を、加藤内科クリニックの加藤光敏先生に解説していただきました。

 インスリンに続いて、経口血糖降下薬としては初めて開発に成功した薬剤であるSU薬。第一世代が出てから約60年、経口血糖降下薬の中では現在も最強であり、HbA1c低下におけるコストパフォーマンスは抜群と言われます。ビグアナイド薬と並ぶ基本薬剤として、今後も重宝されるのではないでしょうか。

 長年使用されているSU薬ですが、低血糖を起こしやすいという副作用は注意すべき点となります。今回の連載では、避けて通れない低血糖といかに上手に付き合うか、医療従事者と患者さん双方へのポイントをまとめています。また、虚血性心疾患に対する危惧も、最近の薬剤ならそれほど心配なくなっているようです。どの世代のSU薬にしても極量まで使用しないことはもちろん、「中等以上の用量を血糖の改善が無いまま漫然と使用しない」ことが重要だと加藤先生は述べています。

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第12回 スルホニル尿素(SU)薬(2)

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