2010年7月22日
インスリン連日注射と比較して糖化ヘモグロビン値が有意に低下
1型糖尿病コントロールが最適以下の成人および小児がセンサー増強インスリンポンプを使用した場合、組み換え型インスリンアナログ(類似体)製剤の反復連日注射レジメンと比較して、糖化ヘモグロビン(HbA1c)値が有意に改善する可能性があるとの研究論文が、「New England Journal of Medicine」オンライン版6月29日号に掲載された。本研究は、6月25-29日に米オーランドで開催された米国糖尿病協会(ADA)年次集会に合わせて公表された。
米パーク・ニコレットPark Nicollet国際糖尿病センター(ミネアポリス)のRichard M. Bergenstal氏らは、患者485人をランダム(無作為)化し、センサー増強インスリンポンプ療法または反復連日インスリン注射のいずれかを受ける群に割り付けた。
その結果、1年後の平均糖化ヘモグロビン値は、ポンプ療法群では8.3%から7.5%まで低下しており、注射療法群では8.3%から8.1%まで低下していた。また、糖化ヘモグロビン目標値である7%未満に達した患者の割合は、ポンプ療法群の方が大きかった。重度の低血糖症発現率に関し、有意な群間差は認められなかった。
著者らは「糖尿病性ケトアシドーシスの発現率は無視できる程度であった。成人患者の体重増加に関し、有意な群間差はみられなかった」と述べている。
本研究は、メドトロニック社、ノボノルディスク社(研究に用いたインスリンアスパルトを提供)、ライフスキャン社、バイエルヘルスケア社、ベクトンディッキンソン社(研究用の血糖測定器を提供)による支援を受けた。著者数人は、これらの企業ならびに他の製薬会社および医療機器製造会社との財務関係を公開している。
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[2010年6月29日/HealthDayNews] Copyright© 2010 HealthDay. All rights reserved.